ブライダルプロデュース会社、Crazy weddingさん
その名の通り、これまでにない、”型にはめない”ウェディングを叶えてくれるプロデュース会社。
写真はCrazy weddingさんのFBからお借りしました。
こういう、箱(施設)に囚われないパーティーが実現されるようになったのは本当に良いことだと思います。
ウェディングプランナーにとって「箱(施設)」によるジレンマというのは本当に多くて、叶えられなかった希望がいろいろあって、申し訳ない気持ちにたくさんなったし、結果自分は「披露宴したくない」とずっと思っていたし、そしてやっぱり実際に披露宴をしなかったから、日本でもこういうスタイルがもっと根付けば良いと、心から思うのです。
思い返せばちょうど10年前、私は専門式場のウェディングプランナーになったばかりだったのだけど、当時箱付のプランナーの多くがやりたくてやりたくて、でも日本の実情として難しかったのが、まさに「箱に囚われないウェディング」。
欧米では当たり前らしいけど、日本はとにかく「箱ありき」だったから。
当然施設は必要だけど、施設は外部プランナーを受け入れないっていうのがまだまだ現実で。
プロデュース会社もいくつか成功しているところが出てきてたけど、結局プランナーを抱えないレストランとかの提携先でしかできなかったり。
同じことにトライしてきた会社をいくつか知ってるし、そういう夢みたいなの(トレーラーの中に厨房作って、厨房のない施設でも美味しい料理出せるように・・・とか。でもどこにトレーラ停めるんだ?っていうw)を社長と語ったりしたこともあるけど、既に出来上がって根付いちゃってる体系とか、やっぱりお金とかね、箱側にはメリットが少なかったり、箱には箱のプライド的なものもあったりで、施設を使わせてもらえなかったり、結局お金が高くなっちゃったりで実現できなかったり、あともちろん「伝統」っていう問題もあって、親とか親戚とかに「非常識」と一蹴されたり・・・。
日本の披露宴のこと、多くの人がずっと疑問に思ってきたけど、長らく変わることができなかったのは、それだけ難しかったんだと思う。
それを実現したのは本当にすごいと思うのです。
もちろん自己満足の楽しいだけのパーティーじゃ駄目だとはおもうけど。
結婚式や披露宴は、お披露目やご挨拶だけじゃなくて、月並みだけど、きちんと感謝を伝えられる場であってほしいです。
両親がいて、生まれてこれたからパートナーに出会えたわけで。
パートナーのご両親やご家族、友人がいたから、その人はあなたの愛情を得られるような素晴らしい人になったわけで。
そういうすべてのことへの感謝と喜びを伝えられる場であれば、”常識”的じゃないパーティーで良いと思うのです。
伝統も大切だけどね、きちんとそれができればそれで良い訳で、個人的には残すべき伝統は引き出物くらいだと思うのです。
※引き出物は欧米にはありません。
ABCっていうアメリカのウェディングプランナーの協会があって、そこの偉い人がセミナーで「日本の結婚式で一番素晴らしいのは引き出物」っておっしゃってた。10年前の話だけど。
そんなわけで、勝手に影ながら応援させて頂きたいと思うプロデュース会社さんなのです。
→→→→→→Crazy weddingさん
Sponsored Link